影響は即座に出演作品の現場へと及んだ。洋画吹き替えの金字塔である『スター・ウォーズ』シリーズのアナキン・スカイウォーカー役、大ヒットアニメ『ハイキュー!!』の及川徹役、さらには国民的アニメ『ルパン三世』の石川五ェ門役など、彼が演じてきたキャラクターはどれも作品の根幹をなすものばかりだ。
制作現場や配給元は対応に追われた。キャラクターのイメージを最優先する声がある一方で、長年培われた演技力と代わりのきかない声質を評価する意見も根強く存在する。降板か再起か。各作品のプロデューサー陣は極めて難しい判断を突きつけられることとなった。
特に長期にわたるシリーズ作品においては、キャスト変更が作品全体の世界観に与える影響が計り知れない。ファンの間でも「作品とキャストのプライベートは切り離して考えるべき」という主張と、「イメージの失墜は避けられない」という冷ややかな視線が交錯している。