1950年代初頭に設立されたタート・オプティカル・エンタープライズは、アメリカの眼鏡史に輝かしい足跡を残した。創業者であるジュリアス・タート氏は、単なる視力矯正器具にとどまらない「個性を表現するファッションアイテム」としての眼鏡を提案し続けた先駆者だ。
しかし、ブランドは時代の波に呑まれ一時市場から姿を消す。その伝説を再び呼び覚ましたのが、ジュリアス氏の甥であるリチャード・タート氏だった。残された手書きの図面や金型、サンプルフレームを徹底的に解析。当時の意図を正確に読み解き、現代最高峰の技術を持つ日本の職人たちとともにJULIUS TART OPTICALを始動させた。歴史の継承と妥協のない品質管理が、往年の輝きを取り戻させたのだ。