Q1:おできは自然治癒しますか?
A1:毛包の浅い炎症(初期の毛嚢炎)であれば、患部を清潔に保つことで数日から1週間程度で自然治癒することがあります。しかし、皮膚の深部に膿が溜まって硬いしこりや激しい痛みを伴う「癤(せつ)」に進行した場合は、自然治癒を待つと皮膚組織の破壊が進んで瘢痕が残るリスクが高くなります。早期に抗菌外用薬を使用するか、医療機関を受診してください。
Q2:お尻にできた痛いしこりは何科を受診すべきですか?
A2:基本的には「皮膚科」の受診が最適です。患部の細菌培養同定や適切な抗生物質の処方、必要に応じた切開排膿を行ってもらえます。なお、しこりが巨大化して外科的な排膿処置が必要な場合や粉瘤の疑いがある場合は「形成外科」でも的確な診療が受けられます。
Q3:市販のニキビ薬はおできにも効きますか?
A3:一般的なニキビ治療薬(角質柔軟成分や過酸化ベンゾイル等)はおできの原因菌である黄色ブドウ球菌の化膿性炎症に対して十分な効果を発揮せず、かえって皮膚を乾燥・刺激して悪化させる場合があります。おできの初期症状には、ブドウ球菌に特化した「化膿性皮膚疾患用」の抗生物質軟膏(外用合成抗菌剤)を選択する必要があります。
Q4:痛みが引いた後に残った硬いしこりは何ですか?
A4:強い炎症によって周囲の組織が線維化し、肉芽組織として一時的に硬く残っているケースや、もともと存在していた「粉瘤(アテローム)」の感染が治まって元の嚢腫だけが残ったケースが考えられます。放置しても消えない場合や徐々に大きくなる場合は、皮膚科で超音波検査等を受けて正体を確認することをおすすめします。