神社の構造上、祈祷を受ける本殿は外気の影響を受けやすく、夏は冷房が効きづらかったり逆に冷風が直撃したり、冬は暖房設備があっても足元から激しく冷え込みます。季節に応じた防寒・暑さ対策は、妊婦の身体を守るための絶対条件です。
猛暑を乗り切る「戌の日服装夏ワンピース」の工夫
夏場の参拝では、通気性と吸湿性に優れたリネン混や薄手のコットンワンピースが重宝されます。しかし、真夏の境内は直射日光が厳しく、待合室に入ると強烈な冷房に晒されるという極端な温度差が存在します。半袖やノースリーブの上に、リネン素材のカーディガンや薄手のストールを必ず携行してください。冷房によるお腹の冷えを防ぐとともに、神前で露出を抑えるマナー上の役割も果たします。足元はストッキングを履くのが正式ですが、暑さで蒸れる場合は薄手のアンクルソックスや肌色のフットカバーを清潔感あるフラットシューズに合わせるのがスマートです。
底冷えを遮断する「戌の日服装冬防寒対策」の知恵
冬場の祈祷は、床板からの「底冷え」との戦いになります。コートは参拝時に脱ぐのが神道上の基本マナーとされていますが、暖房設備が不十分な拝殿では、妊娠中の着用を許可してくれる神社が大半です。ただし、脱ぐよう指示されても耐えられるよう、インナーでの徹底した保温が欠かせません。マタニティ用の裏起毛タイツ(80デニール以上)や毛糸のパンツをワンピースの下に仕込み、足首を冷やさない厚手の靴下を持参しておくと重宝します。アウターは着脱しやすく、お腹周りをゆったり包み込めるウールコートやノーカラーのダウンコートが適しています。貼るカイロはお腹ではなく、腰や背中の肩甲骨の間に貼ることで、胎児に過度な熱を与えずに効率よく全身を温められます。