何もない空間に向かって舌をペロペロと突き出す奇妙な仕草を見せる場合、犬が空中をペロペロする原因として消化器系の不快感や神経系の異常が疑われます。胃酸過多、吐き気、逆流性食道炎などの胸焼け症状を抱えている犬は、不快感を紛らわせようとして空気を舐めるような動作を繰り返すことがあります。
また、口内炎や重度の歯周病、異物が歯茎に挟まっている場合にも同様の行動が見られます。さらにシニア期に入った犬では、脳の変性に伴う犬の認知症(認知機能不全症候群)で舐める症状の一環として、床や壁、家具を何時間も無目的に舐め続ける「常同行動」が現れることもあります。単なる癖と見過ごさず、犬のペロペロが示す病気のサインとして早期に動物病院での精密検査を受けることが推奨されます。