コンビニを何十軒も巡回する現象は、単に「美味しいお酒を飲みたい」という欲求を超え、行動経済学における「希少性の原理」と「FOMO(取り残される恐怖)」が消費者を突き動かしている側面を否定できません。「見つけたら即買いしなければ二度と手に入らない」という心理的切迫感が、本来は定価2,000円台の小瓶に対して過度な執着を生み出しています。
メディアディレクターおよび流通ジャーナリストの視点から、この争奪戦に対して冷静な境界線(バウンダリー)を引くための判断基準を提示します。
【プロの結論】コンビニ巡回をおすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
【おすすめできる人】
- フルボトル(定価数万円、市場プレ値)は高すぎて買えないが、正規の味を自宅で少量楽しみたい純粋なウイスキー愛好家
- 通勤・通学路に複数のコンビニがあり、日常の動線上で「ついでに確認する」ライフスタイルを維持できる人
- 白州や山崎のハイボールを週末に1〜2杯だけ贅沢に楽しみたいライト層
【慎重になるべき・おすすめできない人】
- メルカリ等のフリマアプリでの転売利ざや(差額数百円〜千円程度)を目的に、ガソリン代や貴重な休日を費やして車でコンビニを何十軒も回る人(時間単価・移動コストで確実に赤字となります)
- 店員に対して執拗に入荷予定を問い詰めたり、電話での取り置きを要求するなど、店舗の通常業務を妨害してしまう人
- 「手に入らないこと」そのものに強いストレスを感じてしまう人