ホームランボールは持ち帰れる?驚愕のオークション価値と知られざる税金の罠

ホームランボールは持ち帰れる?驚愕のオークション価値と知られざる税金の罠

ホームランボールは持ち帰れる?驚愕のオークション価値と知られざる税金の罠について詳しく解説いたします。専門家の見解をお届けします。

球場に響く打球音とともにスタンドへ飛び込んできたホームランボールを手にしたとき、法的にそのボールは誰のものになるのでしょうか。結論から言えば、日本の民法第239条第1項が規定する「無主物先占(むしゅぶつせんせん)」の法理が適用され、キャッチしたファンに所有権が発生します。グラウンドの外へ飛び出た打球は、球団や主催者が所有権を放棄したものと法的にみなされるためです。

現在、日本のプロ野球(NPB)12球団の本拠地球場においては、ホームランボール持ち帰りルールとして観客の所有が公認されています。試合観戦契約約款にも「場外またはスタンドに入った打球は観客に帰属する」旨が実質的に反映されており、窃盗罪などに問われる心配は一切ありません。そのままポケットやカバンに入れて自宅へ持ち帰る行為に法的な違法性は存在しないのです。

ここで多くのファンが混同しやすいのが、ファウルボール持ち帰りルール比較です。かつての昭和から平成初期の球界では、ファウルボールがスタンドに入ると場内アナウンスとともに係員が駆け寄り、ボールを回収して代わりに記念品(特製鉛筆やバッジなど)を渡す光景が一般的でした。しかし現在では、安全対策用の防球ネット改良やファンサービス向上の観点から、ほぼすべてのNPB球場においてファウルボールの持ち帰りも認められています。ただし、一部の地方球場やアマチュア野球の大会規定によっては、ボールの返却が義務付けられているケースが残っているため注意が必要です。

小林 直樹
著者

小林 直樹

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