離島である豊島への移動は、綿密な航路の把握から始まります。香川県側の高松港、もしくは岡山県側の宇野港から旅客船またはフェリーを利用して入島します。
豊島には西側の「家浦(いえうら)港」と東側の「唐戸(からと)港」の2つの主要港が存在します。豊島美術館へ最も近いのは唐戸港(徒歩約15〜20分、上り坂あり)ですが、便数が多いのは家浦港です。家浦港に到着した場合は、島内を走るコミュニティバス(美術館前下車)を利用するか、港周辺で「電動アシスト付きレンタサイクル」を借りて移動するのが王道ルートです。島内は起伏に富んだ地形が多いため、普通自転車ではなく必ず電動アシスト付きを選択してください。
敷地内には美術館本棟のミニチュアのような形状をしたカフェ&ショップが併設されています。カフェのメニューには、豊島産のレモンを贅沢に使った「瀬戸内レモンロールケーキ」や「豊島レモンスカッシュ」、香ばしい米粉のドーナツや焙じ茶など、地元の恵みを生かした軽食が揃っており、鑑賞後の心地よい余韻を味わうのに最適です。
島内の周辺観光とランチも見逃せません。棚田の湧き水を利用した「唐戸の清水」や、クリスチャン・ボルタンスキー氏による恒久展示『心臓音のアーカイブ』は美術館から自転車でアクセスしやすい距離にあります。昼食には、島の旬の野菜や魚介を島のお母さんたちが調理する完全予約制の「島キッチン」や、瀬戸内海を眼前に望む「海のレストラン」が人気を集めています。