Q1:スーパーで買ってきた死んでいる生イカでも、本物の沖漬けのような味になりますか?
A1:生きたイカのようにタレを自発的に吸引することはありませんが、鮮度の良い刺身用スルメイカを使い、皮を剥かずに丸ごと、あるいは内臓を傷つけずにタレへ漬け込むことで、十分に濃厚な風味を再現できます。内臓の鮮度が落ちていない「刺身用」と明記されたものを選ぶことが成功の絶対条件です。
Q2:生きたままタレに入れるのと、締めてからタレに入れるのでは味にどのような違いが出ますか?
A2:生きたまま漬けると、呼吸に伴うポンプ作用でイカの体内深部や内臓の細部にまで一気にタレが引き込まれます。一方、締めてから漬けた場合は外側からの浸透圧のみで味が染みていくため、内臓までタレを馴染ませるには長時間の漬け込みが必要となり、身の食感がやや締まりすぎて固くなる傾向があります。
Q3:手作りの沖漬けは、冷凍庫でどのくらいの期間日持ちしますか?
A3:冷凍保存期間の目安は約2週間から最長1カ月です。長期間冷凍庫に入れておくと、家庭用冷凍庫の開閉による温度変化で冷凍焼け(乾燥と酸化)が起き、身のパサつきや内臓の風味劣化が進みます。1回で食べ切る分量ごとにラップで密閉し、フリーザーバッグに入れて空気を遮断して保存してください。
Q4:市販の瓶詰め沖漬けは、なぜ賞味期限が数カ月も持つのですか?
A4:メーカーが製造・販売する市販の瓶詰め沖漬けは、あらかじめ急速冷凍処理による完全な寄生虫殺菌を行った上で、食品衛生法に準拠した塩分濃度の調整、pH調整剤や酒精(醸造アルコール)の添加、または低温殺菌処理が施されているためです。無添加で作る手作りの沖漬けとは保存性が根本的に異なります。