認定中古車の最大の売りは保証だ。メルセデス・ベンツ認定中古車の保証期間は、引き渡しから最長2年間、走行距離の制限なしというのが基本設計だ。ただし、この保証がすべてをカバーするわけではない。保証の対象と対象外の線引きを事前に理解することが、購入後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐ第一歩になる。
一般的な保証対象は、エンジン・トランスミッション・サスペンション・ブレーキ系統の主要機械部品だ。一方、タイヤ・バッテリー・ブレーキパッド・ワイパーブレードなどの消耗品、および「通常の摩耗による劣化」は保証外となる。また、ユーザーの過失(縁石へのヒット、水没など)も当然適用外だ。
業界関係者の証言によると、「おタイヤ交換やエアコンフィルターで数万円かかると聞いてびっくりしたというお客様は少なくない。ベンツは純正部品のコストが国産車の2〜3倍以上になるケースもある」という現場の声がある。保証期間中であっても、保証対象外の修理費用は実費となるため、メンテナンスコスト全体を見据えた資金計画が欠かせない。
保証延長オプションと「スター・クラス」保証の活用法
メルセデス・ベンツジャパンが提供する延長保証プログラム「スター・クラス保証」は、認定中古車の基本保証に追加して購入できるオプションだ。保証期間を最長4年(基本2年+延長2年)まで延長できる。費用の目安はモデルやグレードによって異なるが、CクラスやEクラスで年間5〜15万円程度が一般的な相場とされている。長期保有を前提にするなら積極的に検討すべきオプションだ。