俳優としてのキャリアもまた、年齢とともに劇的な深化を遂げてきた。青春ドラマの金字塔を打ち立てた後、アクションとコミカルな芝居が光った『怪盗 山猫』で見せた振り幅は記憶に新しい。
さらに映画『事故物件 恐い間取り』では、売れない芸人という泥臭い役柄に挑み、見事に興行収入23億円超えの大ヒットを記録。キラキラとしたアイドルの殻を脱ぎ捨て、怪奇現象に怯え翻弄される人間の生々しさを怪演した。サスペンス・ミステリーから王道ヒューマンドラマまで、酸いも甘いも噛み分けた大人の男だからこそ出せる陰影が、近年のキャスティングを決定づけている。