秋葉原には無数のホビーショップが点在しますが、その中にあっても「まんだらけコンプレックス」が放つ存在感は群を抜いています。地上8階建てのビル丸ごと一棟がすべてカルチャー関連の売り場となっており、単なるリサイクルショップの枠を超えた「民俗資料館」「サブカルチャーの生きたアーカイブ」としての側面を備えている点が最大の強みです。
「時を司る集団」という言葉通り、店内に足を踏み入れた瞬間から数十年前の記憶が鮮烈に呼び覚まされます。ショーケース内に鎮座する1970年代の超合金ロボットや、現存数が極めて少ないブリキ玩具、黎明期のファミコンソフトなど、一般的な流通ルートではまずお目にかかれない文化遺産級のアイテムが整然と並びます。海外メディアの取材陣や来日したクリエイターが「東京で真っ先に訪れるべき場所」として同店を挙げる理由は、まさにこの圧倒的な情報量と目利きの精度にあります。