平日の朝7時30分から8時30分にかけての「西明石から三ノ宮」方面は、JR西日本管内でも屈指の高密度通勤ラッシュ区間です。播州赤穂や姫路方面からの通勤・通学客を大量に乗せて西明石駅に滑り込んでくる上り新快速は、この駅に到着した時点で既に座席が埋まり、立ち客でドア付近が密集しています。
現場取材および通勤者のリアルな証言からも、その過酷さが浮き彫りになっています。
「明石や神戸でさらに乗客が押し寄せるため、西明石で新快速に乗ると三ノ宮に着くまで吊り革に掴まることすら一苦労。20分とはいえ毎朝の体力消耗が激しい」(30代・三宮勤務の金融関係者)
この通勤ストレスを劇的に軽減する現実的なアプローチが、西明石駅始発の普通電車を活用した着席戦略です。
西明石駅はJR京都線・JR東西線方面へ向かう普通列車の折り返し始発拠点となっています。発車時刻の5〜10分前にホームに並ぶだけで、確実にシートを確保して三ノ宮まで移動できます。所要時間は新快速より約18分余計にかかりますが、「立ったまま押し潰される20分」と「座ってスマートフォンでの情報収集や読書に集中できる38分」を比較した場合、後者を選ぶビジネスパーソンの満足度は極めて高いのが実態です。