彼女の人生最大の転落となったのが、2021年5月に報じられた警視庁による逮捕劇です。容疑は風営法違反(深夜酒類提供および無許可時間外営業)。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言下、深夜1時以降も自らが実質的に経営する歌舞伎町の店舗で酒類を提供し、営業を続けていたことが摘発の引き金となりました。
当時、報道各社によって本名の「池田渚」が大々的に報じられ、護送車に乗せられる姿は世間に凄まじい衝撃を与えました。報道直後、ネット上では「違法営業で暴利を貪っていた」という激しいバッシングが吹き荒れました。
後に保釈された彼女は自身の公式YouTubeチャンネルにて黒のスーツ姿で登場。涙ながらに事実関係を認め、謝罪動画を公開しました。当時の特番インタビューや手記で明かされた背景によると、背景には「抱えていた数十名に及ぶ従業員やキャストの生活費を工面しなければならない」という強迫観念と、巨額の家賃負担に押し潰されそうになっていた経営判断の甘さがありました。
もちろん、いかなる理由があろうとも法律違反が正当化される余地はありません。彼女自身も略式起訴による罰金刑と行政処分を受け入れ、経営していた店舗の整理や多額の負債処理という重い代償を支払うことになりました。この事件は、夜の街が抱える「法令遵守の脆弱さ」と「ワンマン経営のリスク」を浮き彫りにした決定的な出来事でした。