健康効果の高い果物である一方、注意すべきデメリットや誤解も存在します。ネット上では「いちじくはいくら食べても太らない」「アレルギーの心配がない」といった誤った情報が見受けられますが、正しい摂取知識を持つことが重要です。
第一の注意点は、いちじくの食べ過ぎ注意点における消化器系への影響です。いちじくに含まれる酵素「フィシン」はタンパク質を強力に分解するため、一度に何個も食べると舌がピリピリしたり、胃壁を刺激して胃痛や下痢を引き起こすことがあります。また、水溶性食物繊維のペクチンも過剰摂取はお腹を緩くする原因になります。1日の摂取目安量は成人の場合で2〜3個程度が適量です。
第二の盲点は「ラテックス・フルーツ症候群(アレルギー)」のリスクです。いちじくの枝やヘタをもいだ際に出る白い乳液には、天然ゴム(ラテックス)に類似した抗原が含まれています。ゴム手袋などでかゆみが出る体質の方や、シラカバ・ブタクサなどの花粉症をお持ちの方は、口腔アレルギー症候群(口の中や唇のかゆみ・腫れ)を起こす可能性があるため、少量から様子を見るか加熱調理して食べるなどの慎重な対応が必要です。