自宅以外の場所でお湯を確保してカップ麺を食べるシーンでは、熱量の維持と環境への適応が成否を分けます。
サーモス・水筒でお湯を持参する際の「予熱テクニック」
登山やオフィス、ドライブ先でカップ麺を食べるために魔法瓶(ステンレスボトル)でお湯を持参する場合、単に熱湯を詰めるだけでは数時間後に80℃前後にまで低下してしまいます。
保温力を極限まで高める秘訣はボトルの「予熱処理」です。沸騰したお湯を少量ボトルに入れてフタをし、1分間内部を温めてからそのお湯を捨て、改めて満水までグラグラに沸いた熱湯を注ぎます。内部の金属を事前に温めておくことで初期の熱奪取を防ぎ、6時間後でも85℃以上の高温を維持できるようになります。
災害時・停電時に役立つ「水から作る」実践データ
大地震や台風によるライフライン寸断時、カップラーメンは常温の水からでも食べられる非常食になります。警視庁警備部災害対策課などの検証データでも実証されている水戻しの基準値は以下の通りです。
油揚げ麺の場合、常温水(15℃〜20℃)を注いで約15分〜20分待つことで、麺が十分に水分を吸収して柔らかくなります。お湯で作ったようなツルツル感やアツアツの旨味には及ばないものの、冷やしラーメン感覚で十分に美味しくエネルギーを補給できます。ただし、ノンフライ麺はデンプン組織が緻密なため、水戻しには30分〜45分以上の時間が必要となり、やや硬さが残りやすい点に留意してください。