麻原彰晃「飛ぶやつ」のからくりと真相|空中浮揚写真の撮影トリック

麻原彰晃「飛ぶやつ」のからくりと真相|空中浮揚写真の撮影トリック

麻原彰晃「飛ぶやつ」のからくりと真相|空中浮揚写真の撮影トリックの要点を詳しく解説してご紹介します。

ネット上で「麻原彰晃 飛ぶやつ」と検索される画像の元ネタは、オウム真理教の前身である「オウム神仙の会」時代、1985年にオカルト雑誌『トワイライトゾーン』(青年書館)11月号の誌面に掲載されたグラビア写真に端を発します。

写真に収められていたのは、薄暗い和室の畳の上で、両足を組む座禅の姿勢(結跏趺坐)をとった麻原(本名・松本智津夫)が、床から数十センチほど完全に浮き上がっている姿でした。驚くべきことに、その表情は力んでいる様子を感じさせず、あたかも重力を完全に無視して大気中に静止しているかのような印象を与えたのです。

当時の誌面には「ついに空中浮揚に成功!」といったセンセーショナルな見出しが躍り、精神世界や超能力に関心を寄せていた読者層に強烈な衝撃を与えました。この一枚の写真こそが、のちに無差別テロを引き起こすオウム真理教が急速に信者を拡大させる最大の起爆剤となり、教団の正当性を担保する「動かぬ証拠」として長きにわたり宣伝され続けることになりました。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。