キュルティヴァトゥールとは?話題の真相と本来の意味を徹底解明

キュルティヴァトゥールとは?話題の真相と本来の意味を徹底解明

キュルティヴァトゥールとは?話題の真相と本来の意味を徹底解明の重要なポイントについて、最新情報を基に徹底解説します。

キュルティヴァトゥールという概念が日本で特に強いリアリティをもって語られる領域が、「自然派ワイン」と「アルティザン・ベーカリー(職人仕込みのパン屋)」の2大カルチャーです。

ワインの世界におけるキュルティヴァトゥールは、単に醸造設備を持つワインメーカーではなく、「テロワール(風土・土壌)を育てる栽培農家としての醸造家」を指します。フランス・ブルゴーニュやシャンパーニュ地方などで重視される小規模独立生産者(レコルタン・マニピュランなど)の精神そのものであり、除草剤や化学肥料を排除し、健全な土壌微生物を守り抜く姿勢がワイン愛好家から絶対的な支持を集めています。

一方、日本のパン文化においてこの言葉を一躍有名にした存在が、三重県度会郡度会町という自然豊かな山里に工房を構えるブーランジェリー「キュルティヴァトゥール(Cultivateur)」です。都市部の華やかな一等地に店を構えるのではなく、清らかな水と澄んだ空気に包まれた土地を選び、自家栽培や厳選された国産小麦、自家製自然酵母を用いてパンを焼き上げるスタイルは、全国の愛好家から「わざわざ足を運ぶべき聖地」と評されています。

仕入れた小麦粉を機械で練り上げるだけの大量消費モデルから脱却し、小麦を育て、土の香りをパンに宿らせるという一連の営みこそ、まさに現代に蘇ったキュルティヴァトゥール精神の具現化と言えます。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。