P2計画を首謀し、隠蔽の糸を引いていた最大の黒幕は、神奈川県知事の長門道江でした。長門知事は「感染症から国と県民を守るための防波堤になる」という大義名分を掲げながらも、実態は自身の政治生命と次期総理の座を狙う野心のために、法を無視した極秘研究を強行していました。
さらに、この暴走を司法・警察の側から支えていたのが神奈川県警の備前武本部長です。備前本部長は長門知事の意向を受け、警察の捜査網を悪用して不都合な証拠を徹底的に揉み消しました。正義を司るべき警察のトップが、知事の私兵として隠蔽工作に全面的に加担していた事実は、現場の武蔵三郎刑事や国民に大きな衝撃を与えました。
長門知事と備前本部長の二重構造による権力の乱用によって、真実は完全に闇へと葬り去られ、被害者遺族の声は冷酷に封殺され続けていたのです。