なぜ4国が1つに?「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」の謎を徹底解説

なぜ4国が1つに?「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」の謎を徹底解説

なぜ4国が1つに?「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」の謎を徹底解説について見逃せない 理由を分かりやすく解説いたします。

Q1:日本の公的書類やビザ申請では「イギリス」「英国」「連合王国」のどれを書くべきですか?
A1:一般的な日本語の申請書では「イギリス」または「英国」の記入で受理されるケースが大半ですが、法的な厳密さが求められる公文書や英文申請(出入国カード、査証申請等)では、国籍(Nationality)欄に「British Citizen」、国名欄には「United Kingdom(またはUnited Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)」と記入するのが正式な手続きです。

Q2:イングランドとスコットランドでお金(紙幣)が違うというのは本当ですか?
A2:事実です。イングランド銀行(中央銀行)が発行するポンド紙幣のほか、スコットランドの主要3銀行(ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド等)や北アイルランドの銀行が独自デザインのポンド紙幣を発行しています。法的な価値は同等(1ポンド=1ポンド)ですが、スコットランドの紙幣をイングランドの個人商店などで使用する際、店員に馴染みがないため受け取りを断られる実務上のトラブルが起きる場合があります。

Q3:なぜスコットランドは独立住民投票を行ったのに、今も連合王国に留まっているのですか?
A3:2014年に実施されたスコットランド独立住民投票において、残留票が55.3%、独立賛成票が44.7%となり、民主的手続きによって連合王国への残留が決定したためです。その後のブレグジットを受けて独立再投票を求める声が上がりましたが、2022年に英国最高裁判所が「スコットランド議会がロンドン中央政府の同意なしに単独で住民投票を実施する権限はない」との判決を下し、法的な歯止めがかかっています。

Q4:アイルランド共和国と北アイルランドの境界線は自由に行き来できますか?
A4:現在も自由に行き来が可能です。英国とアイルランド共和国の間には「共通旅行区域(Common Travel Area: CTA)」と呼ばれる取り決めが結ばれており、パスポートコントロールなしで国境を通過できます。ブレグジット後もこの取り決めは維持されており、市民生活の利便性が確保されています。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。