中国ゲームの評価を決定づけたのは、世代を代表する記念碑的タイトルの相次ぐ登場です。それらは単なる商業的成功にとどまらず、業界全体のゲームデザインやグラフィック水準を一段階引き上げました。
『原神』は、オープンワールドRPGの広大なフィールド探索と元素反応を駆使したアクションバトルをスマートフォン上で滑らかに動かすという技術的ブレイクスルーを達成。続く『崩壊:スターレイル』では、コマンドバトルという伝統的なジャンルに映画クオリティの演出と洗練されたUIを融合させ、普段RPGを遊ばない層まで巻き込む社会現象となりました。
そして、中国ゲームの歴史において最大の転換点となったのが『黒神話:悟空』です。中国の古典『西遊記』をダークファンタジーとして再構築した本作は、発売からわずか数日で世界累計販売本数1,000万本以上を記録。美麗なアートワーク、重厚な打撃感、東洋哲学が息づく世界観が高く評価され、Steamの同時接続者数ランキングでも歴代トップクラスの数値を叩き出しました。これにより、「中国はソシャゲだけでなく、フルプライスのAAAシングルプレイ作品でも世界最高峰を作れる」という事実を全世界に証明しました。