ネット上では時折、「大手まとめサイトが相次いで更新を停止・閉鎖したのはなぜか?」という疑問が浮上します。単なる管理人のモチベーション低下や流行の終焉として片付けられがちですが、その裏にはメディア業界を揺るがした法規・プラットフォーム規約の厳格化が存在します。
第1の決定打となったのが、掲示板運営元による権利行使と5ch転載禁止真相です。2012年の特定大手まとめサイトに対する転載禁止宣告を皮切りに、2014年には掲示板のデフォルト名が「@転載は禁止」へと変更。さらに掲示板データのスクレイピング制限や有償API化が進められました。これにより、無断でログを取得し過激な編集を加えてトラフィックを稼ぐ旧来の手法は、法的にも技術的にも完全に封じ込められました。
第2の要因は、まとめサイト収益化仕組みの崩壊です。ウェブ広告業界においてブランドセーフティ(広告主の企業価値毀損防止)の重要性が叫ばれる中、Google AdSenseをはじめとする主要アドネットワークは、著作権侵害の疑いがあるコンテンツや、差別・誹謗中傷・扇情的な対立煽りを含むページへの広告配信を一斉に停止しました。1アクセスあたりの広告単価はピーク時の数分の一以下に急落し、専業組織としての運営維持が不可能になったことが、相次ぐまとめサイト閉鎖理由の核心です。