地方自治の現場で佐竹氏が持ち得た最大の強みの一つが、同じ秋田県出身である菅義偉前首相との極めて強固な政治的信頼関係である。全国知事会などの場においても、中央政界との架け橋としてそのネットワークは存分に発揮されてきた。
地方創生予算の獲得や新幹線整備、超高齢化対策など、地方からの要望をダイレクトに国政の中心へと届けるルートを開拓した意義は大きい。霞が関の官僚に対しても物おじせず地方の実情を突きつける姿勢は、全国知事会の議論に刺激を与え続けた。国政と地方行政を結ぶこの独自のラインは、過疎に悩む北東北の政策形成において決定的な役割を果たしてきたと言える。