茶室の小さな扉「にじり口」とは?千利休が込めた平等と覚悟の思想

茶室の小さな扉「にじり口」とは?千利休が込めた平等と覚悟の思想

茶室の小さな扉「にじり口」とは?千利休が込めた平等と覚悟の思想の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

茶席に招かれた際、初心者でも落ち着いて実践できるにじり口の基本作法をステップ順に整理します。

ステップ1:履物を脱ぎ、開ける
にじり口の手前(踏み石)に正座し、戸の桟(取っ手)に手をかけて静かに開けます。全開にするのではなく、体が通る幅だけ引くのが基本です。

ステップ2:持ち物を中に置く
茶席の必需品である扇子を自分の前(茶室の内側)に置き、身を清める象徴とします。

ステップ3:両手をついて頭から入る
両手を畳につき、頭を低く下げてまず頭部と上半身を茶室内に滑り込ませます。膝を前へすり進め(にじり)、両足を茶室内に引き入れます。

ステップ4:履物を揃えて立て掛ける
入室後、振り返って正座し、自分が脱いだ履物(草履)を下駄鼻緒を上に向けて踏み石の端に立て掛けます。これは雨露を避け、次に入る人の邪魔にならないようにする配慮です。

ステップ5:静かに戸を閉める
戸を引き、最後に指一本分ほどの隙間を残した位置から、音を立てずに静かに「ピシッ」と閉め切ります。この閉まる微かな音が、次の客や亭主への合図となります。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。