「平日の練習は2時間以内」という公立高校に課されたガイドライン。以前ならハンデと捉えられたこの制約を、公立の指導者たちは最大の強みに昇華させた。ダラダラとした長時間の練習による疲労を排除し、集中力を極限まで高める高密度トレーニングへとシフトしたのだ。
ハイスピードカメラや小型弾道測定器をグラウンドへ持ち込み、球回転数や打球の初速・角度をその場で可視化する。感覚任せだったフォーム修正を数値データに基づいて行うことで、練習の無駄を極限までカットした。短時間で確実なフィードバックを得る仕組みが、私立校に引けを取らないスイング速度と制球力を生み出している。