自動トイレの導入を検討する際、カタログスペックだけでは見落としがちな猫用自動トイレのデメリットが2点あります。消耗品コストと、砂の適合制限です。
第1に、専用ゴミ袋や消臭液カートリッジなどのランニングコストです。汎用ゴミ袋が使える機種も増えていますが、消臭性能を維持するためには月額1,000円〜2,000円程度の消耗品費が発生します。
第2に極めて重要なのが、猫自動トイレ専用猫砂の選び方です。回転式自動トイレは、メッシュ構造のふるいによって固まった排泄物と綺麗な砂を分離します。そのため、指定外の猫砂を使用すると、以下のような深刻な不具合を引き起こします。
- 大粒の木製ペレット・シリカゲル:ふるいの網目を通過できず、固まっていない綺麗な砂までダストボックスに排出されてしまう。
- 崩壊タイプの猫砂:水分で粉末化するタイプは網目に詰まり、ドラム内部に湿った粉塵が固着して悪臭の原因になる。
- 比重の軽すぎる紙砂:重量センサーが正しく検知できず、猫の退出判定が遅れるリスクがある。
基本的には、粒径が1.5mm〜3mm程度の鉱物系(ベントナイト)または細粒クラッシュタイプのおから系・植物性猫砂が推奨されます。愛猫が長年紙砂や大粒ペレットに慣れている場合、砂の素材変更だけで強い排泄ストレスを感じる恐れがあるため、本体購入前に猫砂の移行テストを行うことが失敗を防ぐ鉄則です。