どこからでも狙ってくる。「和製ステフィン・カリー」と称される富永啓生が放つシュートは、試合の展開を一瞬でひっくり返す劇薬である。一度リングに吸い込まれ始めれば、ハーフコート付近からでも躊躇なくネットを揺らし、相手の反撃の芽を根こそぎ摘み取る。
さらに恐ろしいのは、彼らの背中を追う10代から20代前半の若手層の厚みだ。海外の大学やNCAA、Bリーグユースで頭角を現した大物新人たちが、代表の座を巡って熾烈な火花を散らしている。層の薄さに泣いた過去は完全に去った。ポジション争いは史上最高の密度に達している。