『D.Gray-man HALLOW』を取り巻く騒動の中で、アニメ界の歴史に残る最大の事件となったのがBlu-ray・DVD全巻の発売中止です。当初は2016年9月から順次発売予定だった映像ソフトですが、発売直前になって突然の延期が発表され、最終的に2017年3月、「諸般の事情」という簡潔な公式アナウンスのみで全6巻のリリースが完全白紙撤回されました。
この異例すぎる事態の背景として、ファンの間で強く指摘されているのが原作者サイドとアニメ製作委員会側とのトラブルです。放送期間中、原作者の星野桂氏が自身の公式Instagramにおいて、アニメ公式の告知画像やグッズイラストに対して「設定や衣装の誤りがある」「作者の意図と異なるプロモーションが行われている」といった苦言や困惑を吐露する場面が複数回見受けられました。
公式から明確な理由は開示されていないものの、原作者の意向や著作権・監修を巡る製作現場との重大な軋轢、あるいはクオリティ管理の破綻が円盤発売中止の決定打になったという見方が現在でも有力です。予約していたファンへの返金対応を含め、商業的にも大打撃を残す結末となりました。