コーヒーをやめると頭痛?カフェイン中毒の真因と治し方を徹底解説

コーヒーをやめると頭痛?カフェイン中毒の真因と治し方を徹底解説

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毎日のデスクワークや勉強時に何気なく口にしているコーヒーをふと止めたとき、なぜ脈打つような激痛が生じるのか。その背後には、カフェインが持つ血管収縮作用と脳内神経伝達物質「アデノシン」の拮抗作用が存在します。

カフェインは分子構造がアデノシンと酷似しており、脳内でアデノシン受容体に結合することで、本来アデノシンが担っている「神経を鎮静させ、血管を拡張させる作用」をブロックします。その結果、日常的にカフェインを摂取している人の脳内では、脳血管が常に軽く収縮した緊張状態に保たれています。さらに、長期間の摂取によって脳は対抗措置としてアデノシン受容体の数を増やし、感受性を異常に高めた状態(受容体のアップレギュレーション)を作り出します。

この状態で突然コーヒー断ちを敢行すると、受容体を塞いでいたカフェインが一気に体内から消失します。すると、増加したアデノシン受容体にアデノシンが過剰に結合し、カフェインの血管拡張による頭痛メカニズムが作動。収縮していた脳の血管が急激に拡張し、周囲の三叉神経を猛烈に刺激することで、ズキズキとした拍動性の強い離脱頭痛が引き起こされます。

頭痛専門医の臨床データによると、カフェイン離脱頭痛の期間は、最後の摂取から12〜24時間以内に始まり、20〜51時間の間に痛みのピークを迎えます。症状が完全に治るまでの日数は2〜9日間程度と報告されており、脳血管と神経の受容体が本来の正常なバランスを取り戻すまでには一定のタイムラグが生じます。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。