デザインの刷新は、アクセシビリティの観点でも大きな前進をもたらした。これまで画面上に現れる要素は、視覚障害を持つユーザーが使うスクリーンリーダー(音声読み上げ機能)で正しく読み上げられないケースが多発していた。キーボードのTabキーによる移動が閉じ込められたり、明後日の方向へ飛んでしまったりするトラブルだ。
最新の技術基準では、表示された瞬間にフォーカスが適切な位置へ移動し、Escキーを押せば元の文脈へと安全に戻れる仕組みが標準化されている。障害の有無や利用環境にかかわらず、すべての人が平等に情報へアクセスできる社会インフラとしてのWeb。その基盤を支えているのが、こうした細部の標準化にほかならない。