サービスが多様化する一方で、依頼内容の過激化も指摘されている。かつての主流だった「披露宴のサクラ」は今や序の口に過ぎない。現在急増しているのは、トラブル処理における「感情の肩代わり」だ。
例えば、不義理を働いた依頼主に代わって相手方に頭を下げに行く「土下座代行」。あるいは、ブラック企業から抜け出せない若者に代わり、厳格な上司の元へ退職の意思を伝えに行く代理交渉。さらには、SNS上での「成功した自分」を演出するために、高級レストランでエキストラとして同行する仕事まで存在する。現代人は自らの失敗や摩擦、さらには虚栄心の後始末さえも、他人に外注するようになっている。