X(旧Twitter)を中心とするSNS上で、ある番組の放送中や放送直後に「NHKの本気」というワードが一気に急上昇する現象は、いまや恒例のエンタメトピックとして定着しています。視聴者がこの言葉を使うとき、そこには単なる「面白かった」を超えた、圧倒的な技術力や熱量に対する畏怖の念が込められています。
特にネット上で象徴的なのが、「受信料の無駄遣い(褒め言葉)」というスラングです。もちろんこれは批判ではなく、「ここまで莫大な予算、時間、最新技術を惜しみなく注ぎ込んで、本気で悪ふざけや超大作を作るNHKが最高すぎる」という逆説的なリスペクトを意味しています。真面目な顔をして誰も到達したことのない領域へ全力疾走するその姿勢が、コアなテレビファンだけでなく普段テレビを見ないデジタルネイティブ世代の心をも強く掴んでいます。