現在30代〜50代の地域住民にとって、亀崎ファミリーランドは「知多の夏」の象徴でした。衣浦臨海鉄道の線路や国道247号の近くに広がる広大な敷地には、当時の公営施設としては破格のスペックが揃っていました。
特に人気を博したのが、1周約160メートル級の「流水プール(流れるプール)」と、高低差を活かした2基の「ウォータースライダー」です。浮き輪に乗ったまま潮風を感じて流れる心地よさや、スライダー着水時のスリルは、民間テーマパークに匹敵する満足度を提供していました。加えて、水深の浅い幼児用プールや噴水遊具も完備されており、未就学児から中高生まで一日中飽きずに過ごせる設計がなされていた点も特徴です。
また、大人数百円、子ども数十円〜百数十円程度という圧倒的な利用料金の安さも評判を後押ししました。駐車料金も緑地駐車場を利用できたため、費用を抑えて家族で満喫できる夏の定番レジャーとして、知多地域のみならず西三河エリア(碧南市・高浜市など)からも衣浦大橋を渡って多数の利用者が訪れていました。