五色台が全国区の恐怖スポットとして知られるようになった背景には、昭和から平成にかけてのオカルトブームがある。1970年代から80年代にかけて、伝説的霊能者として知られた冝保愛子がテレビ番組の企画で現地を訪問し、その強い霊気を指摘したことで一気に注目が集まった。また、怪談界の巨匠・稲川淳二もライブやメディアで五色台の奇怪なエピソードを語り継ぎ、その名を全国のオカルトファンに知らしめた。
当時のテレビ番組や日本心霊科学協会による調査報告は、現地で起きる怪異現象に一定の「お墨付き」を与える形となった。当時撮影された心霊写真や怪奇現象の記録は、今なお怪談愛好家の間語り草となっており、昭和の時代に形作られた恐怖のイメージが、現代においても強い影響力を持ち続けている。