かつては男子の専売特許とされていた4回転サルコウだが、現在の女子フィギュア界においてはもはや珍しい技ではない。新世代の女子スケーターたちは、細身かつ柔軟な体幹を活かし、男子とは異なるアプローチでこの高難度技を完成させている。
女子選手がこのジャンプを成功させると、プロトコル上の得点は一気に跳ね上がる。トリプルアクセルを超える配点を叩き出し、ショートプログラムでの出遅れをフリースケーティングで一気にひっくり返す最大の武器となった。女子の戦いは今や、4回転を組み込まなければ表彰台にすら手が届かない超高度な時代へと完全に突入している。