2000年シドニー五輪の年に生まれた長女・聖火(せいか)さんの存在は、橋本氏の子育て論を語る上で欠かせない。オリンピックの聖火にちなんで名付けられた彼女は、幼少期から世間の大きな注目を浴びることとなった。
聖火さんが通っていた学校では、特別な目で見られることなく一生徒として自然体で過ごせるよう、学校側との連携や家庭内での対話が徹底されていたという。成長とともにスポーツや学業において自身の関心を深め、親の威光に頼らない独立した進路を選び取っていった姿勢は、同世代の若者にとってもひとつの象徴的なエピソードとなっている。