幼少期からテレビ特番やネット動画で「天才卓球少年」として消費されてきた背景から、ネット掲示板やSNSでは「過度なプレッシャーで潰れるのではないか」「指導が厳しすぎて燃え尽き症候群に陥るのでは」といった懸念の声が散見されてきました。しかし、現場で関係者や報道陣が見つめる松島選手の実際の姿は、そうした世間のステレオタイプとは大きく乖離しています。
当時の密着特番や自著・インタビューで語られた言葉を振り返ると、父・卓司氏の指導は確かに苛烈を極めた時期がありました。台の横で泣きながら球を拾う姿がメディアで強調されたことで、「スパルタ教育の象徴」と捉えられがちだったのも事実です。しかし、中学生以降の松島選手が公の場で見せる表情には、強い主体性と卓球への渇望が宿っています。
木下グループの練習拠点である「木下卓球アカデミー」関係者の証言によると、「松島選手はやらされて練習している選手では毛頭ない。負けた試合の映像を誰よりも早く自室で見返し、コーチ陣に自ら『チキータのコース取りを変えたい』と議論を吹っ掛けてくる探究心の塊」と評されています。SNS上の知恵袋等で見られる「天才肌で気分屋」という一部の噂は完全に誤りであり、現場の実態は極めてストイックな「技術オタク」であり、徹底したデータ派のアスリートです。