立川まんがぱーくが数あるエンタメ施設の中で圧倒的な支持を獲得している最大の要因は、その類を見ない料金システムにあります。一般的な民間ネットカフェを利用した場合、3時間パックで1,500円前後、フリータイムであれば3,000円を超える出費となるケースが珍しくありません。対して、立川まんがぱーくの利用料金は、大人(高校生以上)400円、小人(小・中学生)200円、未就学児は無料という極めて良心的な価格設定を維持しています。
この破格の設定が実現できている背景には、立川市と民間事業者による公民連携(PFI事業)の枠組みがあります。「立川市子ども未来センター」という公共インフラの有効活用の一環として運営されているため、過度な商業的利益の追求ではなく、市民文化の振興や居場所作りが第一義に置かれているのです。
館内には、歴史的名作から現在連載中の人気コミック、さらには絵本や児童書に至るまで約4万冊の蔵書が整然と並びます。床面の大部分は心地よい畳敷きとなっており、靴を脱いでリラックスできる設計が施されています。一度入館してしまえば、時間を気にすることなく物語の世界へ没入できる環境が、400円というワンコイン以下の支出で手に入る点こそが、多くの利用者を惹きつけてやまない根本的な理由です。