神戸スポーツサーキットの最大の特徴は、自然の地形を巧みに活かしたアップダウンと多彩なコーナーレイアウトにあります。全長約960m前後のコースには、ドライバーの度胸と繊細なマシンコントロールの両方が求められます。
メインストレートを全開で駆け抜けた後に待ち受ける1コーナーから2コーナーは、スピードを極力落とさずにマシンの向きを変える度胸が試される区間です。カートはサスペンションを持たないため、ブレーキングで前輪に荷重を乗せ、ステアリングをスパッと切り込む初期回頭の鋭さがラップタイムを決定づけます。
さらにドライバーを苦しめるのが、高低差を伴う中盤のテクニカルセクションです。上り勾配ではエンジンのパワーバンドを外さないスムーズなライン取りが求められ、下りセクションではリアタイヤのトラクション抜けによるスピンのリスクが高まります。「インに寄りすぎて縁石に乗り上げると、跳ねて大きくタイムロスする」と常連ドライバーが語るように、滑らかなクリッピングポイントの通過と、出口での早期アクセルオンが好タイムへの絶対条件となります。