SNSや大手掲示板、Q&Aサイトを検証すると、「Wi-Fiの速度が出ない」と嘆くユーザーの約4割が、ルーターの目の前で無意識に「G」に接続していたという初歩的な設定ミスに直面しています。ある現役のネットワークエンジニアはX(旧Twitter)上で次のように警鐘を鳴らしています。
「訪問サポートの現場に行くと、1Gbpsの光回線を引いているのに『遅い』とクレームを入れる家庭のほとんどが2.4GHz(G)にスマホを繋いでいる。5GHz(A)に繋ぎ直した瞬間、速度が40Mbpsから600Mbpsに跳ね上がり、全員が目を丸くする」
また、2026年現在の最新事情として見逃せないのが、新世代規格「Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)」の本格普及です。従来の2.4GHz(G)と5GHz(A)に加え、電波干渉が極めて少ない広大な「6GHz帯」が実用化され、フラッグシップスマートフォンや最新PCでは異次元の低遅延通信が可能になりました。
しかし、家庭内を見渡せば、既存の生活家電や普及価格帯の端末は依然として2.4GHzと5GHzが主流です。どれほど最新のルーターを導入しようとも、「直進して速いA(5GHz)」と「回折して粘るG(2.4GHz)」という電波の基本ルールは変わりません。むしろ多様な周波数帯が混在する時代だからこそ、各ネットワークの特性を把握しておく重要性が増しています。