Q1:アジア全48カ国の中で、最も最近デザインが変更された国旗はどこですか?
A1:近年で最も劇的な変更が行われたのはミャンマー(2010年改定)です。旧来の青地に歯車と稲穂の社会主義的意匠から、黄・緑・赤の三色に白い星を配した現行旗へと完全に刷新されました。また、アフガニスタンでは2021年のタリバンによる実権掌握以降、事実上の政権旗として白地にシャハーダを記した旗が掲揚されており、政変に伴う旗の変遷が今なおリアルタイムで起きています。
Q2:インドネシアとシンガポールの国旗が似ているのはなぜですか?
A2:両国ともに東南アジアの海洋帝国であった「マジャパヒト王国」の赤白の伝統色に敬意を払っている歴史的背景があります。シンガポールは1959年の自治州成立時に、インドネシアの赤白旗をベースにしつつ、国内のイスラム系に配慮した三日月と、多民族融和と近代理念を示す5つの星を追加して独自の意匠を完成させました。
Q3:なぜアジアの国旗には「黄色」や「金色」が目立つ国が多いのですか?
A3:アジアにおける黄色は、西洋の紋章学とは異なる固有の文脈を持っています。ブルネイやタイ、ブータンでは「国王の尊厳・王室」を表し、中国やベトナムでは「人民の肌の色や社会主義の光明」を意味します。さらに仏教圏諸国においては「僧侶の法衣」や「仏教の精神性」を象徴する極めて尊い色として位置づけられているためです。