アニメ映画『魔女の宅急便』で「トンボ」と呼ばれる彼の本名はコポリ(Copoli)です。「トンボ」という呼び名は本名ではなく、大きな丸メガネをかけた風貌と細身の体型、そして何より空を飛ぶ昆虫のトンボに似ていることからつけられた愛称(通り名)に過ぎません。
映画版における年齢は14歳に設定されており、コリコの街にやってきたばかりの13歳のキキより1学年上の先輩にあたります。地元の「飛行クラブ」に所属し、仲間たちと共に自作の人力飛行機を制作するなど、航空工学への飽くなき探求心を持つ理系少年として描かれています。
トンボに命を吹き込んだ声優は、『名探偵コナン』の工藤新一/怪盗キッド役や『ONE PIECE』のウソップ役で知られる山口勝平氏です。1989年の映画公開当時、声優デビュー間もなかった山口氏はオーディションで見事に役を射止めました。少年特有の裏表のない明るさと、少し背伸びした青臭さを兼ね備えた演技は、宮崎駿監督が求めた「どこにでもいる普通の男の子」のリアリティを見事に体現しています。