検索エンジンやSNSの検索窓に現れる「姫路 獨協 大学 閉校」という不穏な関連ワード。これらは一体どこまでが事実なのでしょうか。
結論から言えば、「現時点で姫路獨協大学が全館閉校・廃校になる」という公式決定や計画は一切存在しません。火のない所に煙は立たないと言われる通り、この噂が急速に拡散した背景には2つの大きなトリガーがあります。
1つ目は、薬学部の募集停止発表が「大学全体の募集停止」であるかのようにSNS上で曲解されて拡散したこと。2つ目は、姫路市による公立化断念のニュースが「支援打ち切り=即倒産」という短絡的な文脈で語られたことです。
忘れてはならない決定的な事実は、同校の設置母体が学校法人獨協学園であるという点です。獨協学園は、獨協医科大学および複数の附属病院、埼玉県草加市の獨協大学、獨協中学校・高等学校などを傘下に抱える巨大学校法人です。単一の地方小規模法人が単独で経営破綻するケースとは根本的に異なり、法人全体としての強固な資産力と信用力があります。
薬学部募集停止による財務出血の止血が完了した現在、学園本部のガバナンスのもとで「地域に求められる医療福祉系中核大学」としての再編が進められており、根拠のない「即時閉校説」はネット上の過度な憶測に過ぎません。