沈黙を破り、製作委員会側(けものフレンズプロジェクト)が発表した公式声明では、制作会社であるヤオヨロズ側が「関係各所への情報共有がないまま作品を利用したこと」を理由に挙げ、制作体制の見直しに入ったと説明されました。
具体的には、たつき監督が自主制作的に公開したスピンオフ短編アニメ(通称「12.1話」)や、企業コラボ動画の制作手順を巡って、版権管理を厳格に行いたいKADOKAWA側と、柔軟な創作活動を重視した制作現場との間に深刻な認識のズレがあったとみられています。ヤオヨロズの取締役であった福原慶匡プロデューサー側は「事前の許諾や報告は適正に行っていた」と主張し、双方の主張は平行線をたどりました。
また、インターネット上ではコンセプトデザインを手掛けた漫画家・吉崎観音氏の関与をめぐる様々な憶測や噂も飛び交いました。「原作者側と現場監督の方向性の違い」「主導権争い」など根拠に乏しい陰謀論が拡散し、公式側が透明性のある丁寧な対話を怠ったことが、ファンの疑心暗鬼と不信感を決定的なものにしました。