画一化されたオペレーションの大衆外食チェーンとは対照的に、店内は常に威勢のいい掛け声と活気で満ちあふれている。大皿に盛られたライスは「普通盛り」ですらマンガのような山盛り。小食な人がうっかり大盛りを頼めば、テーブル上にそびえ立つ米の巨塔に言葉を失うことになるだろう。
ただ量を増やすのではなく、客に腹いっぱい旨いものを食べて帰ってほしいという泥臭いまでのサービス精神。スタッフの機敏な動き、注文が入ってから素早く提供される手際の良さ。効率化ばかりを追い求める現代のフードビジネスが忘れかけた「外食の原初的な快感」が、この空間には充満している。