線路を挟んで反対側に位置する「丸の内」が重厚な歴史と伝統を誇る大企業の本拠地であるならば、八重洲、とりわけ南口周辺は「スピード感と革新」の街だ。近年、再開発ビル内にはスタートアップの育成拠点やシェアオフィスが続々と開設され、次世代のビジネスを創出する熱気が満ちている。
地方都市と都心をダイレクトにつなぐ高速バス網の起爆力も見逃せない。地方の起業家や地方自治体の担当者が日帰りで東京のキーマンと協議を重ね、その日の夜には再び八重洲から地元へ戻っていく。この圧倒的な機動力が、八重洲というエリアに独特のダイナミズムを与えている。