実際にフリー素材やオリジナルイラストを導入している現場のマーケターや個人ブロガーに取材を行ったところ、デザインの「ゆるさ」がもたらす数値的効果が浮き彫りになりました。
月間30万PVを運営するIT系ブログの運営者は次のように証言します。「解説が難解になりがちな技術記事のアイキャッチに、あえて気の抜けたゆるい動物イラストを配置したところ、滞在時間が従来の1.4倍(平均2分10秒から3分05秒)へ延伸しました。読者が構えずにスクロールを開始できる心理的フックになっています」。
一方で、SNSユーザーコミュニティからはシビアな声も聞かれます。「あまりにも使い古されたフリー素材をアイコンにしている公式アカウントは、スパムボットのように見えてフォローを躊躇する」(20代・WEBディレクター)という意見も目立ちます。既視感の強すぎる素材を無加工で使うことは、ブランドイメージの希薄化を招くリスクを孕んでいます。