バッテリーの寿命(通常2〜3年)が訪れた場合、2基同時の交換が原則です。片方だけを新品に交換すると、古いバッテリー側の内部抵抗に引っ張られて新品側の劣化が急激に加速するためです。安全なトラックバッテリー交換手順は以下のステップに従います。
【取り外し手順(マイナスから外す)】
- 車両のキースイッチをOFFにし、ライト類などの電装スイッチを全て切る。
- 車体フレームにつながるマイナス(-)端子側ケーブルから取り外す。
- バッテリー2基を連結しているジャンパー線(中継ハーネス)を取り外す。
- 車両側メインハーネスにつながるプラス(+)端子側ケーブルを取り外す。
- 固定ステーのボルトを緩め、重量に注意しながら本体を水平に下ろす。
【取り付け手順(プラスから取り付ける)】
- 新しいバッテリー2基をトレイに正しく配置し、固定金具で確実に固定する。
- 車両側メインハーネスのプラス(+)端子を接続し、ナットを規定トルクで締め付ける。
- 2基のバッテリー間にジャンパー線を接続し、直列配線を再構成する。
- 最後に車体アースへ通じるマイナス(-)端子を接続する。
金属製スパナやラチェットレンチを使用する際、工具がプラス端子と車体フレーム(金属部)に同時に触れると、猛烈なショート電流が流れ工具が瞬時に溶着・赤熱化します。絶縁手袋の着用はもちろん、工具の柄に絶縁テープを巻いておくなどの安全対策が現場では必須です。