一方で、光の影には常に苦悩が存在する。親が信者である家庭に生まれた「宗教2世」たちの声は切実だ。「物心ついた時から、体調を崩すと病院ではなく手かざしをされた」と語る30代男性は、幼少期の恐怖を振り返る。熱が出ても薬を飲ませてもらえず、ただ手をかざされ続けた記憶は、大人になった今もトラウマとして残っているという。
すべての家庭がそうした極端な対応をとるわけではない。しかし、世間の目が厳しくなる中、自らの出自を隠して生きる2世は少なくない。彼らは親を憎みきれない一方で、教団の価値観を押し付けられることに強い拒絶感を抱いている。世代間の断絶は、教団が抱える最も深刻な内憂の一つだ。