私たちは1日のうち、どれほどの時間を前かがみの姿勢で過ごしているだろうか。PCの画面を覗き込み、スマートフォンのタイムラインをスクロールする。この日常の動作が、知らず知らずのうちに両肩を内側へと巻き込ませている。いわゆる「巻き肩」だ。
肩が内側に入ると、胸部の筋肉である大胸筋が縮んだ状態で固まってしまう。結果として胸郭が広がらなくなり、呼吸は極端に浅くなる。これが、現代人に蔓延する「隠れ酸欠」の原因だ。集中力の低下や慢性的な疲労感、さらには自律神経の乱れまでもが、この姿勢の崩れから引き起こされているのだ。